2012年5月4日金曜日

【仮面ライダー】と【スーパー戦隊】

【仮面ライダー】と【スーパー戦隊】

世間は、どうして、【仮面ライダー】と、【スーパー戦隊】を分け、同じ世代に作り出したのでしょう?いやらしい話かもしれませんが、【女性】を出演させたかったのでしょうか?それとも、【団体】のヒーローと、【単独】のヒーローを演じたかったからなのでしょうか?また、【スーパー戦隊】では【巨大ロボ】というシステムがありますが・・・。どうして、【仮面ライダー】と、【スーパー戦隊】を統一させなかったのでしょう?今にも、疑問に思っています。orz







元々は「仮面ライダーアマゾン」の企画時、当時の平山Pが「複数のライダーが登場する案」を提案したのが始まり。

結果的には仮面ライダーでの複数ヒーロー案は通らなかったが(それは平成のアギトまで待たなければならない)、複数のヒーローが登場する企画自体は別に進み、結果、



「秘密戦隊ゴレンジャー」



が誕生します。女性云々はベースの白波五人衆がベースでしょう、弁天小僧は男ですが、女形でしたので。



スーパー戦隊は仮面ライダーから枝分かれしたシリーズです。今日、仮面ライダーでも一作品に複数のライダーが登場する為、戦隊との垣根は低くなりましたが、



「単体ヒーロー=仮面ライダー」

「複数ライダー=スーパー戦隊」



となりました。








企画としては他の方のおっしゃっている通り仮面ライダーのネットチェンジにより穴埋め的生みだされたのがゴレンジャーで、スパイ大作戦をヒントに複数メンバーによる専門家集団が力を合わせるという形になったそうです。カラーとすることは赤影などからヒントをえて、キャラ設定はガッチャマンの設定と同じですね。

それ以来戦隊モノは別の道を歩んだのではないでしょうか?







仮面ライダーシリーズの放送がテレビ朝日(当時NET)系列からTBS系列に移る際(製作は東映・毎日放送・石ノ森氏)、仮面ライダーアマゾンを継続する案はTBS側から却下され、ならば5人のライダーが登場する(歴代ライダーという案も)という案も検討されましたが、却下。仮面ライダーストロンガーが製作されました。ストロンガーにていったんライダーシリーズは終了。



一方テレビ朝日(当時NET)系列はライダーが他系列に移ったため後番組を製作することになり、東映・石ノ森氏との製作ということで五人の戦士という案を流用、ゴレンジャーの誕生となっております。ゴレンジャーとストロンガー、どちらにも女性戦士は登場しますが、ポジションはまったく違うものになっていますね。



なぜ統一しなかったのか、平成ライダーの製作がテレビ朝日に決まるまで、他局同士の番組だったわけですから、当然といえば当然ですね。



巨大ロボ。スーパー戦隊はゴレンジャーの次のジャッカー電撃隊で終了しており、東映版スパイダーマンの製作になったわけですが、スパイダーマンの巨大ロボが好評を得たため、まったく新しいヒーローとして巨大ロボと五人の戦士が登場するバトルフィーバーJが製作され、これはこれで好評を得、その後のスーパー戦隊につながるわけですが、バトル~以降の戦隊には石ノ森氏は関わっておらず、原作者がちがうという事態に陥り、若干石ノ森プロと東映のしこりになっていた訳ですが、90年代に入り和解、ゴレンジャー・ジャッカーとバトル~以降の戦隊は合流し、ゴレンジャーを一作目に数える現在の形になりました。(デンジマンの頃ライダーシリーズも復活しましたが他局の番組。)



つまりゴレンジャー、ジャッカー、仮面ライダーの原作者石ノ森氏が考えたものではない現在のスーパー戦隊は仮面ライダーとは別のものであり、またどちらの番組にも東映が関わっていたけれども他局同士だったため統一は難しかったわけですよ。



平成ライダー復活したころには戦隊シリーズもライダーシリーズもどちらもビックネーム、両方作れば両方で儲けられるという状況でふたつをひとつにすることに何のメリットもなく、現在に至る。







昔のスーパー戦隊は、野球仮面とかハラペコモンガーに象徴されるシュールな脚本・デザインとコミカルな演技・アクションで仮面ライダーとは一線を画していたんです。石ノ森先生が亡くなり、仮面ライダーの制作局が毎日放送からテレビ朝日に移ってから、複数ヒーローと同じようになって残念なファンもいます。







仮面ライダーが沢山いるような作品を作りたかったのでは?

昔はライダーも戦隊も全身タイツでしたからね。

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